福寿小BLOG

「神様が地球の地軸を23.4度傾けてくれたおかげで･･･」

　私が中学２年のときの理科担当教諭の口癖です。

　先生は季節が変わる度に必ずといっていいほどこの言葉を口にされていました。

「神様が地球の地軸を23.4度傾けてくれたおかげで、そして君たちを含む私が緯度の中間辺りに住んでいるおかげで、素敵な季節の移り変わりを毎年味わえて、この幸せに感謝せんとなあ。」

　中学生の頃は、空模様や樹々の様子あるいは風の色というより、学校の行事だったり、部活動の大会だったり、受験（模試）だったりによって季節の移ろいを感じていました。

　老齢になり、季節の変化を自然そのものから感じる機会がうんと増え、あのときの理科の先生のおっしゃっていたことが、いまは感覚として理解ができます。

　今日の運動場は、地面一帯に子ども達の歓声と笑顔が広がり、見上げれば一面の秋空。頬を撫でる風も爽やかで、赤とんぼがふわりふわりと飛んでいきます。

「いや～、すっかり秋だなあ！」なんて思いながら、ふと遠くに目をやると、あらまあ、西の空に大きな積乱雲が。

　まだまだ残暑が続く気配を感じながらも、季節は秋。

　秋の学校は子ども達が一番成長する時期。

　授業はしっとりと深まりを増し、修学旅行などの大きな行事によって頭も心も逞しく育ちます。

　10月1日には地域行事（福寿町スポーツフェスタ）の場で鼓笛を披露します。

　残り半年、福寿小学校職員一同は心して教育活動にのぞみます。

　保護者の皆さま、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。