福寿小BLOG

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鈴鹿8耐

掲載日:2024.09.12
できごと

 鈴鹿8時間耐久ロードレース、通称「8耐(はちたい)」

 この夏、少し身体を壊しまして、約1ヶ月、ほとんど外へ出られませんでした。必然として増えるのが、読書の時間とテレビ鑑賞の時間。

 読書は好きなので、様々な書を読み漁っていますが、テレビは普段ほとんどつけないので、普段の夏なら、まずお目にかからない「鈴鹿8耐」を、なんとライブで観ていました。

  

 面白いことに、視覚に入ってくる映像はオートバイがサーキットを滑走する場面なのですが、脳ではそれをまったく違う映像や音に置き換えていて、久しぶりに人間のもつ機能の素晴らしさに感動しました。

  

 目の前で展開されている映像は、たんにオートバイが走っているだけのものなのに、脳内には20代の頃に皆で盛り上がった現地(鈴鹿)の風景がまざまざと蘇り、友人が運転するワンダーシビックのシフトレバーが鮮明に映ったり、前夜からテントを張り、夜を徹して語り合った友の声や、ラジカセから聴こえてきたレベッカの歌声が耳に響いたり・・・。

 人間の脳って、よく出来ているなあと思いました。

  

  

 今日も羽島は真夏日です。

 外で立っているだけで、クラクラします。

 そんな中で、子ども達は放課後のグランドに集まってきて、皆であそんでいます。暑さをものともせず、駆けています。

 50年後に彼らがこの風景や歓声を思い出すまでに、まだ50年もの歳月が揚々と待ち受けています。子どもの頃の1年は、大人換算の10年以上だと言われるので、感覚的には100年以上の歳月が揚々と待ち受けています。

 いつも言いますが、私たち学校職員は、その揚々たる未来を奥深いものにするため或いは、その幅を広げるための手助けをしています。

  

 算数や国語を教えること以外に、

 人に迷惑をかけたら謝ること。

 沢山の人間がかかわって生きるためには我慢も必要なこと。

 自分の意見をはっきりと言えること。

 人の意見をしっかりと聞けること。

 音楽って素敵だなと感じる心を育むこと。

 

 書き始めたらキリが無いほどの手助けを毎日しています。

 そしてその報酬は、お給料ではなく輝く子ども達のミライです。

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