福寿小BLOG
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空は青いぜ!
- 掲載日:2025.02.27
- できごと
お慕いしていた師が急逝しました。
その報が鼓膜にあたった瞬間は、まったく現実のことととらえられず、脳の活動も完全に停止してしまい、何が何やらわからない感覚でした。
堰を切って悲しみがあふれ出したのは、一夜明けてからのことです。
いろんな意味で憧れでした。
部下への心遣いや生徒たちへの深い愛情はもちろん、人生の歩み方そのものが大きな憧れでした。
師の綴る校長通信『空は青いぜ!』がすきでした。
文字から学び、文章から勇気を頂き、言葉のやさしさに包まれました。
当時は「働き方改革」などという言葉は存在せず、激務を極めていました。
でも、それをブラックだと感じたことはただの一度もありません。
ブラックどころか、働き甲斐をめいっぱい感じていたし、毎日いろいろな学びがあって、自分自身が成長していくことに喜びを感じていました。
いまの若い職員は、教育現場に「働き甲斐」を感じてくれているのだろうか。もしも、そうでないのであれば、それは間違いなく、私たち年配者の力の無さであり、その責務を痛感しなければいけない。
羽島には大勢の師がいます。
羽島で育てられ、教師として、社会人として、人として、一人前にさせていただきました。その恩返しを、いま、必死にしています。
かの昔、師のお一人が仰いました。
「年代によってやるべきことは違ってくる。あなたはもう、自分ががむしゃらに授業や学年づくりを追い求める年じゃない。これからは人を育てなさい。」
先生、私は、先生たちのように人を育てられていますか。
先生、私は、先生たちに少しでも近づけていますか。
先生、今日も空は青いです。