福寿小BLOG

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式辞

掲載日:2025.03.25
行事

 雫井修介さんという作家をご存じでしょうか。その方の『途中の一歩』という著作の中に、こんなフレーズが出てきます。

「人生で大切なのは、途中の一歩なんですよ。始めの一歩よりありふれてるから気づかないけど、自分次第で特別な一歩になるんです。」

 

 素敵な言葉だと思いませんか。

 途中の一歩は、「ありふれている」のです。つまりは、何度でも訪れるのです。

 途中の一歩は、「自分次第で特別な一歩になる」のです。つまりは、"人生に何度でも特別な一歩が訪れる" ということです。

 

 中学校へ入学し、始めの一歩をうまく踏み出せない子もいるでしょう。始めの一歩が理想とは少し違ってしまう子もいるでしょう。

 でも、「そんなことは長い人生において、大きな問題じゃないんだよ」って、雫井さんは主人公の言葉を通して伝えたいのだと思います。

 

「途中の一歩を踏み出すときが、これから何度も何度も訪れるから、自分でそれを特別な一歩にしようよ」って、伝えたいのだと思います。

 途中の一歩の積み重ねが人生の軌跡なんだもの。

 あなた方のこれからの一歩一歩に幸あれ。

 卒業、おめでとう。

 

 令和7年3月25日

 羽島市立福寿小学校長 梅田竜二

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