桑原学園BLOG

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玄関で美しい美濃菊が出迎えてくれています

掲載日:2021.11.03
できごと

 羽島市の市花は,美濃菊(昭和48年に指定された)です。新庁舎のロビーにも見事な美濃菊が美しく飾られています。西小藪の民生委員でもある岡田隆様のご厚意により,桑原学園にと,丹精込めて育てられた美濃菊を飾っていただきました。どうぞ,ご来校の際には,ご鑑賞ください。

 なぜ,羽島市の市花なのか少し調べてみました。太田正吾翁(羽島市正木町の方)さんが 明治12年16歳の時,この地方にも名菊をつくろうと思い立ち,関東や関西の菊花大会を回り巡り研究を重ねました。目標としたのは,京都方面で愛好された一文字菊と当時の美濃菊とを交配させた「蓮」の花に似た新種で,亡くなる92歳までの76年の間に品種改良を繰り返し,今日の美濃菊を完成させたそうです。現在では,愛好者の方々が美濃菊保存会を組織し,毎年多くの美濃菊を育ててみえます。これらの中には,天皇陛下や皇族を始め,総理大臣・各大臣に献上された名品も多数あるとのことです。

 夏の暑い時期の管理も含めて,これほどまでに育てるには大変な手間と苦労が必要です。丹精込めて育てられたものを,子どもたちのために...と提供していただける地域の方々の思いに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

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