桑原学園BLOG
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3年生 大豆の収穫
- 掲載日:2021.11.16
- できごと
3年生の国語には「すがたをかえる大豆」という単元があります。この単元では「大豆」が「いる」「にる」などの手を加えることで様々に変化していくことを読み取ります。この単元の学習後は,食べ物について書かれた本を読み,感想をまとめ,「米」「麦」「とうもろこし」「牛乳」「魚」「いも」など,他の食べ物について書かれた本を読んで「すがたをかえる大豆」で学んだことを生かして説明する文章を書きます。
大豆を育てる体験ができるようにと,桑原コミュニティセンターを始め,地域の方々が子どもたちのために準備していただき,大豆の種まき(6月17日),苗植え(6月30日)を,これまでも体験することができました。小さな大豆を育苗ポットに数粒まいたものが,芽を出し苗となり,畑に植えかえて,夏を越し,花を付け,実が実りました。今では,さやの中で,ギュッと固くしまった大豆となりました。その変化は,子どもたち自身の成長の証しでもあります。
畑に敷いたブルーシートの上で,竹でさやをどんどん叩き,大豆を収穫しました。昨年度よりも豊作だったようです。今回は,唐箕を地域の方からお借りして持ってきてもらいました。唐箕とは,人工的に風力を起こして収穫物を選別するための農具です。3年生全員「やってみたい!」と,大はしゃぎでした。自然の力を利用して,ごみやチリを吹き飛ばし,収穫物のみにする先人の知恵の素晴らしさ,また,ふるいにかけて大豆を選別する方法も学びました。ぜひ,ご家庭でも,どんなふうに大豆を収穫したの?と話題にしてみて下さい。「あのね...」と,子どもたちが話す言葉にどうか耳を傾けて下さい。聞いてもらえた喜びは,次のお話を生みます。12月には,JA女性部の方々にご協力いただいて,大豆から豆腐をつくる実習を行います。まさに「すがたをかえる」様子を,体験を通して学びます。子どもたちは,たくさんの地域の方々のおかげで,深く広がりのある学びができています。ありがとうございます。本当に感謝しています。