桑原学園BLOG
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防災・減災を学ぶ日
- 掲載日:2022.11.25
- できごと
自然災害の脅威は計り知れず私たちの力で防ぎきることはできません。しかし,もしもの時に備えておくことで,被害を減らすことができます。それが「減災」の考え方です。今年度も,1年生から9年生までが実践的・体験的活動を通して,災害に対する日頃からの備えについて学びました。被災地であっても2011年3月11日の大震災を知らない小学生が増えてきて,どのように教訓を伝えるかが課題となっています。記憶を風化させることなく,いかにして自分事として捉えるか,学校・家庭・地域の三者が協働し,様々な実践的・体験的な活動を盛り込むことで,備えることの大切さを学びました。誰もが地域防災人の一人として自分にできることに積極的に取り組める人になってほしいと願います。
自分事として捉えるために,起震車に乗車し過去に発生した地震の揺れを体験,昨年度も体験した感染症対策を踏まえた避難所運営訓練,災害で電気,ガス,水道等が止まってしまった際に食事を整える体験,液状化現象の実験,防災グッズや備蓄倉庫の見学,救急法講習会,カードゲーム等を通して学ぶ災害時の行動,自分が住む地域のハザードマップの確認等を行いました。保護者の方々にも参観していただきました。どうか,家族でも話題にして日頃から備えることに,お子さんと一緒に動き出してみて下さい。
1時間目は,今年,2泊3日で被災地である気仙沼で研修を受けた中田教諭から東日本大震災の話や,今日学ぶことの意義について話を聞きました。避難者も居る中,避難所となった体育館で卒業式の答辞を述べる階上中学校の生徒会長の動画,そして気仙沼の被害の状況を伝えるために現在も遺構として残されている学校の様々な写真を紹介してもらいながら話を聞きました。You Tubeにも,その動画がありますのでサイトを紹介します。
また,当日は,CCNテレビの取材を受けました。下記のサイトから動画の視聴ができますのでご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=fLW2TivebWk