中島中BLOG

　パンを焼く香ばしいにおいに目を覚まし、階下に降りていくと、母のエプロン姿とありったけの笑顔が僕を迎えてくれた。

　寝惚け目（ねぼけまなこ）の僕に向かって、「ちょうどパン焼けたよ。」と言うんじゃなく、「よく眠れた？」と言うのでもなく、このありったけの笑顔だけで僕を幸せにしてくれるのが母の得意技だ。

　今日は夏休み明け初日でした。

　コロナ禍の例にもれず、体育館に集まることもなく、放送にての全校朝の会です。

　校長の話をどうしようかと、３つばかりの候補を手に放送室へ。

　話す直前まで、３つのうちのどれにしようかと思い悩み、マイクを前に選んだのが、『五感』の話。

　それは、最近読んだ本の一節（上述）がとっても印象に残っていたから。

　中島中学校の諸君、最近、素敵な香りにつつまれた記憶あるかなあ。

　私はここのところ、毎日、素敵な秋の香りにつつまれています。

　良い季節となりました。

　秋は、心が太る時期。

　五感を働かせて、素敵な大人に育ってね。